予防・治療について

2026.03.09  その採血、健康診断に活かしませんか?春のフィラリア予防と心臓チェックのすすめ

春先になると、フィラリア予防のご相談が増えてきます。フィラリア予防の前には必ず採血による検査を行いますが、この採血のタイミングは、実は体の状態を確認するうえでも非常に良い機会になります。

定期的に行う検査だからこそ「フィラリアの確認だけ」で終わらせるのではなく、健康診断に活用することで、目に見えない体の変化に早めに気づけることもあります。

今回は、フィラリア予防の適切な時期とあわせて、採血を活かした「春の健康診断」の考え方や検査内容、費用の目安についてご紹介します。


■目次
1.春のフィラリア予防について
2.フィラリア検査の採血を活かす「春の健康診断」という考え方
3.健康診断の頻度と考え方
4.アイ動物クリニック「春の健康診断」の内容と費用
5.まとめ|フィラリア予防の採血を「心臓チェック」のきっかけに

春のフィラリア予防について

フィラリア症は、蚊を介して感染する病気であり、毎年の予防がとても重要です。宮城県では、一般的に5月〜11月の7か月間の予防が推奨されており、当院でもこの時期に合わせた予防を基本としてご案内しています。

一方で、生活環境やお散歩の頻度などによっては、一年を通しての予防を選択される方もいらっしゃいます。その子の生活スタイルや体質に合わせて、無理のない形で予防方法を一緒に検討していくことが大切です。

▼犬のフィラリア症についてはこちらから

▼猫のフィラリア症についてはこちらから

<当院で使用しているフィラリア予防薬>

当院では、犬・猫それぞれの体重や生活環境に応じて、複数のフィラリア予防薬をご用意しています。

◆犬(フィラリアのみ)
・イベルメック:1,000円〜(体重別)
・ミルベマイシン:1,000円〜(体重別)

◆犬(ノミ・マダニセット)
・ネクスガードスペクトラ:2,750円〜(体重別)
・クレデリオプラス:2,750円〜(体重別)

◆猫
・ネクスガードキャットコンボ:2,000円(体重問わず)

予防薬は「どれが一番良い」と一律に決められるものではなく、生活スタイルや体質、既往歴などによって適した種類が異なります。そのため当院では、その子の状態やご家庭での過ごし方も踏まえながら、無理なく続けられる予防方法をご案内しています。

▼犬・猫のノミ・マダニ・フィラリア予防についてはこちらから

フィラリア検査の採血を活かす「春の健康診断」という考え方

フィラリア予防を始める前には、フィラリア抗原検査のために採血を行います。この採血で血液検査(健康診断)も一緒に行うことで、別の日にあらためて採血する負担を減らしながら、体の状態をまとめて確認することができます。

犬や猫は、不調を言葉で伝えることができないため、症状がはっきり表れた頃には病気がある程度進行しているケースも少なくありません。元気や食欲がある場合でも、血液検査によって初めて分かる変化が見つかることもあります。

そのため、毎年行うフィラリア検査の機会を「体の定期チェック」として活かしていくという考え方は、将来的な病気の早期発見につながるきっかけにもなります。

フィラリア検査は早い子では3月頃から始まるため、この時期にあわせて健康診断を行っておくことで、毎年忘れずに体の状態を見直す習慣にもつながり、同じ時期の検査結果を比較しながら小さな変化にも気づきやすくなります。こうした意味でも「春の健康診断」という形で継続的に体をチェックしていくことは、無理なく続けやすい方法のひとつといえるでしょう。

健康診断の頻度と考え方

健康診断の頻度は年齢や体調によって異なりますが、ひとつの目安としては以下のように考えられています。

若い犬・猫年に1回
シニア期半年に1回以上

年齢を重ねると、見た目には元気に過ごしていても体の内側で変化が起きていることがあります。そのため、シニア期は検査の間隔をやや短めに設定して、定期的に状態を確認していくと安心です。

また、心臓病などの持病がある子では、一律の頻度で管理するのではなく、その子の状態や生活の様子にあわせて検査の内容やタイミングを調整していくことが大切になります。

当院では、聴診での小さな変化や日常のご様子も丁寧に確認しながら「どのくらいの頻度で検査を行うのがよいか」を飼い主様と一緒に相談し、無理なく続けられる検査計画をご案内しています。

アイ動物クリニック「春の健康診断」の内容と費用

フィラリア検査の採血にあわせて行う当院の春の健康診断は「せっかく採血するこの機会に、今の体の状態も一緒に確認しておきたい」という方に適した内容となっています。

<基本となる血液検査の内容>

主に行うのは、CBC(血球計算)血液生化学検査です。

CBC(血球計算):貧血の有無や炎症の兆候、免疫の状態などを確認
血液生化学検査:肝臓や腎臓などの臓器の働きや、体の内側のバランスを数値として把握

見た目には元気に過ごしている場合でも、こうした数値を定期的に確認しておくことで、その子にとっての「いつもの状態」を客観的な記録として残すことができます。その結果、わずかな変化にも気づきやすくなり、必要なケアを早めに検討するきっかけにもつながります。

<聴診で気になる所見があった場合の対応>

当院では診察時の聴診を大切にしており、心音などに気になる変化がみられた場合には、必ず超音波(エコー)検査などの追加検査をご案内しています。

基本の健康診断プランにはエコー検査やレントゲン検査は含まれていませんが、異常が疑われる場合には、そのまま次の循環器検査へスムーズに進める体制を整えています。

こうした段階的な確認により、咳や元気の低下といった症状がはっきり出る前の段階で心臓の変化に気づけることもあり、早期発見につながるケースもあります。

▼犬・猫の循環器疾患についてはこちらから

<費用の目安>

フィラリア検査の採血にあわせて健康チェックも受けていただきやすいように、当院では「春の健康診断」をキャンペーン価格でご案内しています。犬の場合はフィラリア抗原検査とあわせて血液検査を受けていただくことでキャンペーン価格が適用され、猫の場合はフィラリア抗原検査がないため、血液検査のみでもキャンペーン価格でのご案内が可能です。

◆犬の場合
フィラリア抗原検査:1,500円
+診察料:再診500円/新規1,000円
+血液検査(CBC+血液生化学):8,500円
=通常価格:再診:10,500円/新規:11,000円
⇒【キャンペーン価格】再診:9,000円/新規:9,500円

◆猫の場合
診察料:再診500円/新規1,000円
+血液検査(CBC+血液生化学):8,500円
=通常価格:再診:9,000円/新規:9,500円
⇒【キャンペーン価格】再診:7,500円/新規:8,000円

※価格はすべて税抜表示です

実際の診察内容や状態によって検査の組み合わせが変わる場合もありますので、その際は診察時に詳しくご説明いたします。

<よくある質問(FAQ)>

Q. 検査の日は絶食が必要ですか?
原則として、当日は食事を与えずにご来院いただくことをお願いしています。空腹時の方が、より正確な血液検査の結果につながります。

Q. 検査にはどのくらい時間がかかりますか?
検査のみであれば30分程度が目安です。基本的には当日中に結果のご説明まで可能で、お預かりでの検査ではありませんので、検査終了後はそのままお帰りいただけます。

もしこのほかにもご不明な点やご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ|フィラリア予防の採血を「心臓チェック」のきっかけに

フィラリア予防は、毎年欠かさず続けていくことが大切な基本のケアです。そして、その前に行う採血のタイミングにあわせて健康診断を行うことで、体の状態をまとめて確認することができます。

アイ動物クリニックでは、血液検査に加えて聴診も丁寧に行うため、心臓の状態に関する変化に気づくきっかけにもなります。目に見える症状が出る前の段階でも、こうした定期的なチェックを重ねていくことで、心臓病をはじめとしたさまざまな病気の早期発見につながる可能性があります。

また、当院では、聴診で気になる所見があった場合には速やかに超音波(エコー)検査などの循環器検査へ進める体制を整えています。大崎市・古川周辺で「心臓の状態も含めてしっかり診てほしい」「予防とあわせて健康チェックもしておきたい」とお考えの飼い主様は、春のフィラリア予防のタイミングにあわせて、ぜひ一度ご相談ください。

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