予防・治療について

2024.01.30 犬のケンネルコフについて|子犬に多い病気

愛犬がケンネルコフにかかった経験をお持ちの飼い主様も多いのではないでしょうか?ケンネルコフは、特に子犬に多く見られる伝染性の呼吸器疾患です。
発咳によりワクチン接種が遅れ、社会化期のスタート時期が遅れるリスクがあります。また、重症化することもあるので、異変を感じたらなるべく早く受診しましょう。

今回は犬のケンネルコフについて解説していきます。

■目次
1.原因
2.症状
3.診断方法
4.治療方法
5.予防法やご家庭での注意点
6.まとめ

原因

ケンネルコフは、犬伝染性気管支炎とも呼ばれ、主に犬パラインフルエンザウイルスやアデノウイルス2型、気管支敗血症菌などによって引き起こされます。
これらの病原体は感染力が強く、特に免疫機能が未発達の子犬に感染しやすいです。
環境の変化、気候の変動、ストレスなども発症のトリガーなり得ます。

 

症状

主な症状は乾いた咳で、これに粘液質の鼻水や微熱が伴うこともあります。
症状は初期段階では軽度ですが、時に重症化して呼吸困難や食欲不振へと進行することがあります。

子犬の場合、軽度な症状に見えても急に悪化したり、治療が長期化したりすることがあります。また、炎症が肺に及ぶと肺炎を引き起こすリスクもあり、時には入院が必要になることもあるので、早めに来院するようにしましょう

 

診断方法

ケンネルコフの診断は、症状の観察と問診から始まります。
ワクチン接種の履歴や周囲の犬との接触歴などを確認し、総合的に診断を下します。
必要に応じてレントゲンや血液検査を行い、他の呼吸器系疾患との鑑別を行うこともあります。

 

治療方法

軽症の場合は抗生剤や気管支拡張剤の内服処方が行われますが、症状が重い場合や呼吸困難を伴う場合は、ネブライザー療法や入院治療が必要になることがあります。
治療は症状が改善しても完治するまで継続する必要があります。

 

予防法やご家庭での注意点

ケンネルコフの予防には、症状を軽減する効果がある混合ワクチンの早期接種が重要です。
また、感染した疑いのある犬との接触を避ける、適切な栄養と環境を整えることで、犬の免疫力を維持することが効果的です。

 

まとめ

ケンネルコフは子犬によく見られる呼吸器系の疾患で、早期発見と適切な治療が重要です。ワクチン接種を通じた予防と、健康管理への注意がケンネルコフから愛犬を守る鍵となります。
咳や鼻水などの症状が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう

 

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