2025.12.24 通院が難しいときの選択肢「動物病院の往診」とは?アイ動物クリニックの診療内容を紹介
動物病院に連れて行きたい気持ちはあっても「移動そのものがつらそう」「キャリーに入れるだけで体調を崩してしまう」「高齢になり、外出が大きな負担になってきた」など、通院に悩みを感じている飼い主様も少なくありません。
そうしたときに、選択肢のひとつとして知っておいていただきたいのが、動物病院の「往診」です。アイ動物クリニックでは、通常の来院診療に加え、ご自宅へお伺いする往診にも対応しています。
今回は、この往診について、当院で対応している診療内容や利用の流れ、来院診療との使い分けの考え方をご紹介します。

■目次
1.動物病院の「往診」とは?来院診療との違い
2.往診でできる診療・病院で行う診療との使い分け
3.アイ動物クリニックの往診について
4.往診についてよくあるご質問
5.まとめ|「通院が難しい」と感じたら、まずはご相談ください
動物病院の「往診」とは?来院診療との違い
往診とは、獣医師がご自宅へ伺い、住み慣れた環境で診察を行う診療方法です。動物病院まで移動する必要がないため、犬や猫にとってのストレスを大きく減らせる点が、最大の特徴といえます。
<往診が向いているケース>
往診は、次のような状況で特に役立ちます。
・高齢で移動が負担になっている犬・猫
・通院時に強い緊張や興奮が出てしまう場合
・病気やケガで動かすこと自体が難しいとき
・多頭飼育で通院のハードルが高い場合
・飼い主様の体調や事情により通院が困難なとき
また、予防接種やワクチン接種など、体調が安定している状態で行う診療についても、往診を選ばれるケースがあります。「通院が難しいかもしれない」と感じた段階で、無理をせず、まずはご相談いただければと思います。
往診でできる診療・病院で行う診療との使い分け
往診はとても便利な診療方法ですが、すべての診療をご自宅で完結できるわけではありません。だからこそ「どこまで往診で対応できるのか」「どの段階で病院での診療が必要になるのか」をあらかじめ知っておくことが大切です。
<往診で対応できる診療内容>
アイ動物クリニックの往診では、病院設備を必要としない診療を中心に対応しています。
・身体検査(全身状態の確認など)
・予防接種・ワクチン接種
・投薬の処方・継続管理
・日常ケアや体調管理に関するご相談
ご自宅という落ち着いた環境で診察を受けられるため、通院時に緊張しやすい犬や猫でも、比較的リラックスした状態で診察ができるというメリットがあります。
<往診では対応できないこと>
一方で、次のような診療については、設備の整った病院での対応が必要になります。
・血液検査
・レントゲン・エコーなどの精密検査
・手術や高度な処置
そのため、往診は「来院診療の代わり」というよりも、状態を見極めるための大切な入り口として考えていただくとイメージしやすいかもしれません。往診と来院診療の両方に対応しているアイ動物クリニックでは、往診で様子を確認したうえで、必要に応じてスムーズに病院での診療へ切り替えることが可能です。
犬や猫の体調、ご家庭の状況に合わせて、無理のない診療方法を一緒に選んでいけることも、往診の大きなメリットといえるでしょう。
アイ動物クリニックの往診について
当院の往診の対応内容やご利用方法について、以下にご案内します。
<対応エリア>
明確なエリア制限は設けていません。
ただし、距離や当日の診療状況によってはお伺いが難しい場合もありますので、まずは一度お問い合わせください。
<料金について>
費用は「通常の診察料+往診料」となります。
往診料は移動距離に応じて変動し、目安として、往復30分程度(大崎市古川周辺)で5,000円前後となります。
※こちらはあくまで目安の金額です。詳細はお問い合わせください。
<予約方法>
往診はお電話でのご予約制となります。
愛犬や愛猫の状態やご希望内容をうかがいながら、当日の流れも含めてご案内します。
<対応日時>
往診は、原則として土曜日のみの対応となります。
・土曜日:12時前後
※当日の診療やほかの予定の状況により、診療後の16時頃にお伺いする場合があります。
また、手術の予定が入っていない日に限って、平日でも往診が可能な場合があります。対応可否は当日の診療状況によって異なるため、事前にお電話でご相談ください。
<その他の注意点>
・初診の方も往診可能です
・お支払いは現金のみとなります(あらかじめご準備をお願いいたします)
通院が難しいと感じたときや、往診が適しているか迷われた場合も、まずは一度ご相談ください。
往診についてよくあるご質問
当院の往診について、よくあるご質問をまとめました。
Q:往診を依頼した場合、費用は通常の診察とどれくらい違いますか?
費用は、通常の診察料に往診料が加わるかたちになります。
往診料は距離に応じて変動するため、事前にお電話でお伝えしています。
「だいたいどのくらいになりそうか」など、気になる点があればお問い合わせください。
Q: ワクチン接種や予防薬の処方だけでも、往診をお願いできますか?
はい、往診で対応できます。
体調やご希望内容をうかがいながら進めますので、迷われた場合は一度ご相談ください。
Q: 往診で、レントゲンやエコー検査など精密な検査はできますか?
往診では、レントゲンやエコーなどの精密検査は行うことができません。
必要に応じて、病院での診療をご案内させていただきます。
Q: 往診の予約は当日でも可能ですか?
土曜日を中心に、空きがあれば当日の対応が可能な場合もあります。
まずはお電話でご相談ください。
まとめ|「通院が難しい」と感じたら、まずはご相談ください
往診は、通院が難しい愛犬や愛猫、そして飼い主様にとって、無理をせず診療を受けるための大切な選択肢です。一方で、すべての診療を自宅で行えるわけではないため、往診と来院診療を状況に応じて使い分けることが重要になります。
アイ動物クリニックでは、往診と来院診療の両方に対応しているからこそ、その子の体調やご家庭の状況をふまえながら、今どの診療方法が適しているのかを一緒に考えることが可能です。
「この状態で連れて行って大丈夫だろうか」
「往診が合っているのか判断がつかない」
そんなときは、まずは一度お電話でご相談ください。
宮城県大崎市を中心に診察を行うアイ動物クリニック
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